小児科主任 挨拶
ご挨拶
この度、2025年10月より当院のオンライン診療部門の小児科主任を拝命いたしました、
櫻井史紀と申します。皆様よろしくお願いいたします。
私はもともと子どもの笑顔が好きで、保育園や学校の先生になりたいと思っていた時期もありました。
小児科医を志した理由はいろいろあるのですが、一番はこどもたちの力になりたい、という想いでした。小児科医は希望に満ちた子どもたちの将来にむけて、成長の手助けができるという点も魅力に感じています。

私は医学部卒業後、浜松医科大学小児科医局に入局しております。目に関しては門外漢ですので、小児眼科を専門としていらっしゃる院長の藤井先生には幾度となく助けられました。
特に印象深いのはスティーブンス・ジョンソン症候群を発症した難症例のこどもの目を担当していただいた時でした。炎症で目もその周りも全て爛れておりその子は失明寸前でした。毎日藤井先生が眼圧を測定し目薬を調整したり、ステロイド量を共に考えたりしてくださいました。その子が消炎した際は肩を叩きあって喜びました。

この度オンライン診療を所望されるご家族が多いことから、小児科疾患にも対応したいと藤井先生が私にお声をかけてくださいました。僭越ながら私は多忙の身ですので、金曜日くらいしかオンライン診療をお受けできません。
藤井先生ご自身もかんたんな小児科疾患でしたら十分に対応できる知識を間違いなくお持ちです。
しかし万が一でも診断に間違いがあってはならない、との思いからすべての小児疾患に対する処方は最終的に私の確認を得てから処方しようという方針となりました。
私もSMSや電話はすぐに対応できます。基本的には藤井先生に小児オンライン診療をお任せし私が最終確認を行う形になると思います。問診で私の診察が必要となった場合は、改めて私の枠で予約を取っていただく予定です。その場合ご不便をおかけしますが、何卒ご了承ください。
資格など
・日本小児科学会認定 小児科専門医
・厚生労働省認定オンライン診療医師
・出生前コンサルト小児科医
・小児慢性特定疾病指定医
・新生児蘇生法Aコース修了
執筆論文、著書
神経性食思不振症を発症し心房粗動を合併した成人先天性心疾患の1例.
心臓 52(2) 181-187,2020 心臓 2020年52巻2号